「高齢者の居住安定確保プラン-基本的方針と実現のための施策-」(2018、東京都都市整備局住宅政策推進部住宅政策課)。
このプランは、高齢者の居住の安定確保に向け、住宅施策と福祉施策が連携し、総合的・計画的に施策を推進するための基本的な方針と実現のための施策を示すというものです。住み慣れた地域で、なるべく長く生活できるような地域包括ケアシステムを確立するのに、居住の重要さを思わせてくれるプランです。
そのための取組は4つあります。
取組1:高齢者向け賃貸住宅・老人ホームなどの供給促進
取組2:高齢者向け住宅などの質の確保と高齢者の入居支援
取組3:地域で高齢者を支える仕組みの構築
取組4:高齢者の居住の安定確保に向けたそのほかの取組
私が注目するのは3つ。
取組2内の「終身建物貸借制度の運用・普及」(高齢者が終身住み続けられ、家賃の前払いが可能な先の制度の普及を図り、高齢者の終身にわたる居住の安定を確保する)。
同取組2内の「家賃債務保証制度の普及・啓発」(民間企業などが入居者の家賃債務などを保証するサービス)。
取組4内の「高齢者の資産を活用した居住の安定確保」(高齢者の所有する戸建住宅を、広い住]宅を必要とする子育て世帯などへ賃貸し、高齢者は高齢者向け住宅などに入居する。定期借家制度を活用した持ち家ストックの賃貸化の促進、流動化の方策を検討する)。
どれもまだまだこれから。私たちのシェアハウスもこんな制度を活用したい、居住を支える一部になりたいです。
東京都、私たち、しっかりしてこ!!(にしの)